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臨済宗 妙心寺派寛文九年(西暦一六六九年)老山和尚により開創、八代翆巌和尚、現在の堂宇を再建、今日に至る。本尊は、千手観世音菩薩で、西国三十三番札所の内、二十二番惣持寺の写しである。

     

本堂中央の上部壁面に鳳凰、奥両袖壁面に昇龍、降龍があり、いづれも三代目伊豆の長八作、白壁の下絵の上に立体的にしっくいを塗り上げていったもので、左官屋の余技ともいえるが、現存するものは少い。